2009年5月3日日曜日

新緑鮮やか里山風景 ヒトツバタゴ開花

久しぶりの、更新です。今日は、めずらしく、完全オフ。あれも、これもといろいろ済ましておかなければと逆に気持ちが焦っています。

国道41号線を下呂、高山方面に向かって走り、犬山に入って、高架を過ぎるとJA愛知北犬山店が見えてきました。交差点の対角線には、歯医者さんが見えます。



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この本店の前南北に走る道路には、約1.3kmにわたり、街路樹としてヒトツバタゴが植えられています。









一部五分咲で、これから見頃を迎えます。最盛期には、この道路の左右がヒトツバタゴの可憐な花で彩られます。





時間があまり無かったのですが、いぬやまの里山の自然に触れたいという思いが急に涌き起こり、急いで奥入鹿に向かいました。

八曽キャンプ場ののもみの木駐車場へと向かう道の途中に、奥入鹿橋があります。




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その橋のたもとにウワミズサクラ(上溝桜)があります。もう花は終わり、ほんの一部が咲いていました。どこにでもある植物ですが、コップのブラシのような特徴ある花です。



派手さはないのですが、れっきとしたサクラの仲間です。例年、5月の連休まで花が見られるのですが、1週間ほど花の見頃を早く迎えているようです。

ところで、この植物の名の由来は、かつて材の上面に溝を彫り、その材を火の中に入れ、亀の甲羅を焼いて、甲羅のヒビの割れ方により吉凶を占ったりしたとされており、それがなまったものと言われています。


その近くには、山藤が咲き誇っています。このあたりには、山藤があちらこちらに咲いていて、山歩きしながら藤色のグラデーションを楽しむことができます。









入鹿池の畔でも、藤が咲いています。あざやかな新緑と山藤が絶妙なコントラストを見せています。







散策しながらふと見上げると、山のあちらこちらに山藤が咲いています。今日は、時間をかけて歩くことができず残念な思いでいっぱいです。









さて、犬山には、ヒトツバタゴの自生地があり、天然記念物に指定されています。寄り道して、様子を見に行ってきました。




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時期が早いというのに、大変たくさんの人が訪れていました。いつもなら、まだ、花の開花は、ほんの一部ですが、今年はやはり、いつもより開花が早く感じられます。農協前の道路と同じ程度の花が咲いていました。今までに無かったことです。




自生地は、山の麓の谷あいにあり、いつもは、農協前の道路にあるひとつばたごより、開花が遅れるのですが、同じように咲いていたのには少し驚きました。





この画像は、開花前のヒトツバタゴのつぼみです。ここ数年の見頃は、5月中旬過ぎでしたが、少し早まるかもしれません。




このヒトツバタゴの自生地に行くには、とても狭い道を透ることになるのですが、関東、関西ナンバーの観光バスが入っているのを何度も見かけています。ただ、駐車できるスペースはほとんど有りませんので、注意してください。

少し早いかもしれませんが」、連休中、この地を訪れてもてはいかがでしょうか。個人的には、雨の早朝がお勧めです。霧が出ていれば最高です。霧の中に、白い可憐な衣をまとったヒトツバタゴはとても可憐で、幻想的です。

ヒトツバタゴ自生地 地図  (別ウィンドウ)