2008年4月5日土曜日

春爛漫 桜舞う 犬山祭

今日、明日は、犬山祭。374回を数えます。

桜は満開、はらはらと桜が舞い散る中、祭が行われました。


さて、祭りの前に犬山城へ行ってきました。桜が満開で、とても春らしい犬山城の姿がありました。今日は、犬山祭。登城者もとても多く見受けられました。





犬山城に同時に登城できる人数には、限りがあります。何人かご存じでしょうか。古い木造建築であるが故に、実は、200人という登城制限が設けられているそうです。



では、何で200人をカウントしているのか。実に単純な仕組みです。

登城するときには、靴を脱ぎます。その靴をポリ袋に入れて、城に入ります。実は、そのポリ袋が200枚しか用意されていないのです。ポリ袋がなくなれば、その時点から登城制限が始まるのです。

そして、犬山祭ですが、過去の記録を紐解くと、終戦の年については、祭りの決算記録が無く、この年だけが中止されたと言われています。


この祭りは、針綱神社の祭礼で13輛の車山が町内を練り歩き、午前11:15には、からくり奉納がされ、その後城前広場に曳き揃えられました。





有名な高山祭でも、3台の屋台がからくりを奉納するだけです。犬山は、13輛全てがからくりを奉納します。







「車山」は、3トンほど。


くぎを一切使わずくみ上げられて「車山」がギシギシと音を立てながらまちを巡行していました。






多くの観光客が、煌びやかな金襦袢に見とれ、また、アスファルトの路面を削りながら方向を変える豪快な「車切」に驚き、そして、車輪を2輪持ち上げ方向を一気に変える「どんでん」に歓声が沸き上がっていました。


昨年より若干少ない25万人(主催者発表)の人出と言うことでしたが、私が感じた限りでは、昨年より人出が多いと感じました。


夜には、365個の提灯にろうそくの火が灯され、城前広場、犬山駅から車山が各町内へ帰って行きました。明日の夜車山は、余坂、犬山口に分かれます。





ろうそくの炎がゆらゆらと、とても心地よくなつかしい思いがして、その幻想的な明かりについ見入ってしまます。

明日も、天気は大丈夫。みなさんも、伝統の祭りに触れてみてはいかがでしょうか。2日間とも雨が降らないのは、滅多にありません。桜も満開。「からくり」披露の最中にはらはらと桜が散りゆく様に、時間を忘れます。


2008.04.05 の犬山遊歩

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