2007年11月3日土曜日

本町通りの歩行者天国、社会実験です。

今日は、本町通りに出かけてきました。国土交通省が進めている社会実験の日。

社会実験とは、「新たな施策の展開や円滑な事業執行のため、社会的に大きな影響を与える可能性のある施策の導入に先立ち、市民等の参加のもと、場所や期間を限定して施策を試行・評価するもので、地域が抱える課題の解決に向け、関係者や地域住民が施策を導入するか否かの判断を行うことができる。」というものです。


難しいことは別にして、歩行者天国を設けて活気を取り戻す実験を住民と行政が協働して行った、ということです。





この本町筋は、道路の拡幅話があり、かつて、賛成派と反対派が対立したところです。でも、拡幅に賛成している人たちとこの町並みを守りたいという人たちが話し合いを重ね、結果として、道路の拡幅を中止した経緯があります。

今は、町の景観をより生かすため、電柱の地中化が進められています。


午前10時から午後3時まで、本町通りが通行止めとなり、所々に休憩できるように濡れ縁や長いすが置いてあったりしました。




今日は、犬山城、文化史料館、からくり展示館、どんでん館が市民に無料開放され、普段近すぎて来ることのない市民も、多く訪れていました。本町筋は、城前広場へとつながり、無料開放が、この賑わいに一役買っているのかもしれません。


また、ウォーキングに参加した人たちも多く訪れ、とてもにぎわっていました。


子どもは、道路に落書きをしたり、親子で町並みの絵を描いたり、路端のお店で串カツをほおばったりと、思い思いに楽しんでいました。

個人的には、あと、子どもが集う駄菓子やがいくつかこの通りにあって、小さな広場で子どもたちがいつもわいわいがやがやといつも遊んでいる風景があれば・・・と思いました。



騒音や、土地や、治安の問題で難しいのかもしれません。でも、リタイヤした大人たちが、見守ってあげる環境ができれば、できないことではないと思うのですが、いかがでしょうか。