2007年8月10日金曜日

川面から日本ライン夏祭り納涼花火大会


今日は、「日本ライン夏祭り納涼花火大会」へ36℃を超す暑い中、行ってきました。午後6時を過ぎても、じりじりと太陽が照りつけていましたが、救いは、時折さっと吹き抜けるさわやかな川風です。



会場は、名鉄犬山遊園駅(犬山から1区間)から徒歩1分ツインブリッジ下流の木曽川河畔です。



津島市の天王寺祭りの巻きわら舟が有名ですが、犬山にも巻きわら舟があります。昨年の花火のあと焼失し、その後が注目されていました。犬山市の広報いぬやま 2007年8月1日号によると、



「焼失したのは昨年8月10日、日本ライン夏祭り納涼花火大会の後。岸に係留していた2艘の舟とその上に組まれた山車が全焼・・・(中略)・・・津島天王祭りに端を発したこの巻きわら船は、約60年前に内田の青年団が木曽川に浮かべたのが始まり。しかし昭和37年にライン大橋ができで川がせき止められ、やむなく中止となりました。しかし10年前に再び有志が立ち上がって復元され、それ以来、毎年川面を彩ってきました。今回の三度目の復活で、地元民の郷土にかける熱い思いがこの巻きわら船に込められており、夏祭りは一段とにぎわいそうです。」

昨年は、巻きわら船が川面を彩っていましたが、今年、復活はしたものの、事情があって、係留しての参加となったそうです。


今年もたいへん多くの人が、花火を見に来ていました。2005年に万博の関係で、警備上の理由から名古屋市の矢田川の花火大会が開催されなくなったことも影響しているのでしょうか、昨年は22万人、今年は24万人の人出と年々増えています。



さて、花火は、幸運にも舟の上からの観覧となりました。しかし、写真を撮るには最悪の条件です。ピンぼけ、手ぶれと言うたぐいの問題ではなく、舟のローリング、ピッチングで手ぶれ補正を備えたカメラといえども全く役に立ちません。花火撮影の通常の手順が全くとれません。



そんな中、花火撮影に果敢に挑戦した結果がこの写真です。やはり、無駄な努力ではありましたが、花火の雰囲気は、わかっていただけると思います。




花火は、川面を揺られながら、特等席で観覧できました。このような機会はそうそうあるものではありません。その美しさと、迫力に改めて感動しました。頭の直上で花火の花が咲き、その燃えかすがハラハラと落ちてくる様は、迫力があります。



花火の締めは、「ナイヤガラ」です。300メートルの川幅いっぱいの仕掛け花火は、壮大でとてもきれいでした。





「日本ライン夏祭り」の最後には、篝火が赤々と燃える中、鵜飼いがあり、鵜の様子を間近で見ることができました。木曽川うかいは、1300余年の歴史があるそうです。犬山では、今から340余年前に犬山城3代目城主“成瀬正親公”が御料鵜飼として始められ鵜匠を保護したと言われています。



木曽川うかいは、毎年5月11日~10月15日まで行われています。全国で唯一の「昼うかい」も行われています。昼うかいは、鵜の動きがよく見え、また、昼に食事をしながら観覧できると言うことから、女性に人気があるようです。

とりあえず、鵜飼いの雰囲気を見てみたい人は、鵜飼いの最後に、名鉄犬山ホテルの前で鵜舟を係留し、お客様に鵜飼いの説明をすることになっています。その様子が、岸から見ることもできます。しかし、鵜飼いは舟に乗って、風流を楽しむものです。まずは、舟に乗ってみること・・・ですね。

詳しくは、木曽川観光株式会社のホームページ(別ウィンドウ)をご覧ください。